うつ病と付き合いながら生きるサラリーマン人生

うつ病とうまく付き合いながらも何とかサラリーマンを続けていく日々を伝えます

うつの時の気持ちはうつになったことがある人にしか絶対に理解できない

こんにちは。ケンケンです。

つい最近、症状が悪化し、少し回復してきましたが、改めて、忘れかけていたうつの症状が出ているときの最悪な感覚、気持ちを体験し、もう二度と再燃したくないという思いと、この気持ちはうつになったことが無い人にはわからないだろうなと感じたので、書いてみます。

うつの症状が出た時の気持ち

うつになったことが無い人は、うつの症状の時の気持ちをどう思ってるでしょうか?

気持ちが憂鬱になる、仕事をしたくなくなる、そんなところでしょうか?

中には、みんな仕事は辛いんだよ甘えるな、なーんて思っている人もいるかもしれません。

私も以前、休職するまで症状が悪化した時から10年近く経っていて忘れかけていました。

仕事が嫌になる、まあこれは普段からそうですね。みんな一緒です。

思考力の低下

まず、思考能力が低下し、判断力が鈍ります。

人が自分に話していることが、頭に入りずらくなる、頭で理解しにくくなります。

普段なら、理解してすぐ回答するはずなのですが、理解できない、判断できない、答えが頭に浮かんでこない、回答が遅れる、こんな感じになってきます。

普段、もっとできるはずなのに、できなくなってしまう、自分としてはすごくもどかしい気持ちになります。

症状が悪化すると、周りの人からも、少しぼーっとしてるなと異変を感じるかもしれません。

人との交流が嫌になる

普段、仲のいい人から話しかけられても、めんどくさくなったりします。

周りの人が楽しい話で笑っているのが、何が楽しいのかわからず、一人だけ中に入り込めなくなります。

せっかく楽しい雰囲気の中に居ても、自分は全く楽しさが感じられない、おかしいなと感じます。

本来なら、そういうところで、ストレスを少しずつ解消していくはずなのに、全く逆にストレスは溜まっていきます。

自分の趣味ですら楽しめなくなる

みなさん、仕事や辛いことが憂鬱になると思っているかもしれませんが、本来、それ以外のことで楽しもうよと思っている自分の趣味、これですら楽しくなくなってしまうのです。

いつもなら楽しいはずなのに、全然楽しく感じられない、むしろ苦痛になる。

家に帰っても、何も楽しくない、寝てるだけ、寝てても気分は辛い。

仕事に行っても辛い、私生活も何も楽しくない、もう生きる意味がない、そんな気持ちになるのです。

うつになったことがない人はなかなか理解できない

こんな症状は、普通の人ではなかなか理解できないですよね。

仕事が憂鬱なんだったら、趣味でストレス発散しようよってよく言われます。

うつになってしまうと、その趣味ですら苦痛になるのです、休んでいても絶えず憂鬱なのです。

これは本当につらい、甘えとか思われても、そんなレベルの症状ではないのです。

私も何度か考えましたが、一歩間違えると自殺にも至るケースがあります。

死ななくてもって思うかもしれませんが、人生に希望が持てなくなるのです。それだけ深刻な病気だと理解して欲しいです。

うつになりやすい人とそうでない人の人生の違い

うつになりやすい人は、どうしても自分をネガティブに追い込んで物事を考える人が多いと思います。

逆にうつになりにくい人は、一時的に嫌な気持ちを感じても、さらりと気分を切り替えたり忘れてしまう人が多いように感じます。

この両者の考え方の違いが、うつになりやすい人の症状悪化に影響することもあります。

うつになりにくい人は、自分が嫌な思いをしてもすぐ忘れてしまうから、他の人にもそのくらい当たり前だろうと思って、そういう思いをさせても悪気を思わない人もいます。(すべての人がそうとは言いません、いやむしろごく一部です)

さらりと嫌味なことを言っても自分は何とも思ってないですが、相手がネガティブな人だと、もの凄く引きずってしまいます。しかし、言った方は、相手に悪いことをしたとは思えないのです。

人間関係の中で、どうしても仕方がないのですが、こういう合わない人とのトラブルがと、うつになりやすい人にとっては要注意です。

うつになりにくい人は悪気はないのでしょうが、私からすると、もの凄く苦手なタイプです。

ただ、これって、物事の受け止め方、考え方の癖次第でもあるのです。

私も、自分の考え方の癖を直さないといけないことは、過去から何度も思ってきました。

うつになりにくい人は、考え方を変えなさいよって言いますね。

そのとおりなんですが、そう簡単に直せれば、誰もうつにはならないんです。

なかなか、難しい問題ですし、お互い理解しにくいことでしょう。

とりとめもない話になりましたが、うつになりやすい人も、なりにくい人も、お互い、自分はうつにならないよう、他人をうつに追い込まないよう、少しでもうつ病のことを理解していただければ幸いです。

お付き合いいただきありがとうございました。