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ウェルスナビの特徴を生かした面白い資産運用方法

こんにちは。ケンケンです。

皆さんウェルスナビってご存知ですか?

最近言葉が出てきましたが、ロボットが自分に合ったポートフォリオを判断してくれて、自動で資産運用してくれるロボットアドバイザーという資産運用方法の一つです。

他に同様なサービスでは、THEOや楽ラップというサービスがあり、初心者でも投資を気楽に始めれるということで評判になっています。

私も、ロボットアドバイザーに興味をもち、3サービスとも試してみました。

どのサービスも共通して儲かる仕組みというのは、アメリカ株メインで、アメリカ債券、他国株、金などを自分のリスク許容度に応じて分散投資でき、定期積立をすることで、上がる時期、下がる時期がわからなくても、下がった時に積み立てた分が上がることで利益となるので、ある程度の利息が見込めます。(ドルコスト平均法というそうです)

もちろん、世界経済が成長を続けていけば、それに伴い、分散投資している資産は増えていきます。

凄く簡単に儲かっていいなと思い試してみたのですが、まあ、確かにそのとおりですが、最近の相場の動きだと、パフォーマンスには若干の不満がありました。

なぜかというと、3サービスとも数年前のアメリカ経済が成長している時期をベースに試算しており、それだとかなりの利益がでるのは確かにそうなのですが、近年、米中貿易戦争のため、アメリカ株も世界株も上げ下げが大きく、長い目で見ても成長よりは、横ばいといった状況が続いています。

確かに、ドルコスト平均法で、下がった時に積立て日がはまれば利益が大きいですが、なかなか自分の思った通りコントロールができず、もどかしい日々が続きました。これは、下手に世界経済を勉強してしまったからでしょうね。何も勉強せずに利益だけ見ていれば、それなりに満足だったかもしれません。

どうしても下がった時に買い増したい、上がったら売りたいという欲求が出てしまいました。

そんな中、3サービスの中で、ウェルスナビだけがリスク許容度の変更が何度でもできることに目を付けて、少し投資家気分を味わってみました。(他のサービスは年間の変更回数が制限されています)

リスク許容度1というのは、債権重視のポートフォリオで、株価の変動による影響が少ないです。リスク許容度2から徐々に株の比率が高まり、リスク許容度5は株が大半を占めるポートフォリオになります。

この夏、アメリカ株価が最高値を付けた頃、その後は利下げも見込まれ、来年の大統領選挙に向けて株価は上がり続けるだろうと思い、資産の多くを投入しました。

ところが、どうも最高値で買ってしまったことに気づきました。その時は利下げ期待で上がっており、利下げの実施でどうなるか不透明な状況になりました。

そこで、リスクをなるべく下げるため、リスク許容度を1にして、利下げ実施を迎えました。そうしたところ、案の定利下げ幅が想定より少なかったことによる幻滅の下げ、そしてトランプ大統領がまた中国に関税をかけると発言し、一気に株価は下落しました。

ここをリスク許容度1で耐えたのは大きかったです。株価下落に伴い、債券も下がるのですが、下げ幅は最小限に食い止めることができました。

そして、毎日、経済動向、先物掲示板の反応などを細かく確認し、上げそうな時はリスク許容度を2または3に、下げそうなときはリスク許容度を1にして、株価が上げるときに利益を得る、下げるときは損失を減らすという作戦を取りました。(リスク許容度5は、アメリカ株の比率が3からあまり増えないのに対して、日欧株や新興国株の比率が増え、アメリカ株を意識していると、ノイズになります)

ちょっと難しいのは、ウェルスナビのリスク許容度反映は、夜20時までに決定し、深夜何時かわかりませんが、1時頃に反映されるということです。アメリカ市場は22時半から始まるので、開始2時間半前にその日の上下を判断し、かつ、市場の半ばで売買が入るので、日の途中での変動や翌日入りの動向も見越して判断する必要があります。

指標の発表や要人発言の時間を見越して判断する必要があり、ちょっと難しいというか、半分ギャンブルのような要素はありますが、ポートフォリオを簡単に変更できるというのが、めんどくさくなく、簡単にできるという面からは、自分で選んで投資するよりは便利でした。

結果、最高値で掴んで、大きな下落があったのですが、再度上昇して、利益を得ることができました。ただ、大金を入れていたので、ある程度の利益で怖くて利益を確定し、出金してしまいました。その後さらに上がってしまったのでちょっともったいないことをしましたが、損をしなかった、リスクを抑えるという判断から、まあいい結果だったと思います。

一つ勉強になったのは、株価だけ気にしておけばいいのではなく、為替も気にしなければならないということです。アメリカ株を日本円で購入しているので、株価がいくら上がっても、円高になってしまっては利益はでません。ただ、これも本来のウェルスナビの考え方であるドルコスト平均法で積み立てていけば、円高の時に買った分が得になるので気にしなくてもいいのですけどね。

ウェルスナビは本来、コツコツ積立てしていれば、毎日ハラハラすることもなく、確実に利益を出すことができるサービスですが、ちょっと勉強して投資家気分を味わいたい場合は、こんな運用方法もあるということで紹介しました。

でも、下手に逆をやってしまうとロボットアドバイザーのメリットを損ねてしまい、逆に大損をしてしまう可能性が高いので、ウェルスナビもリスク許容度を変えることは推奨していませんし、よほど勉強をしている人でないとおすすめしません。あくまで事例紹介です。この方法で損をしても一切の保証はしませんので、自己責任でご活用ください。本来ロボットアドバイザーは、何も勉強しなくても、積み立てるだけで簡単に利益が出せるという点がメリットのサービスです。

まあ、ここまで勉強したら、この方法もあるけど、次は楽天VTIという投資信託で全米株に投資する方法にチャレンジしてみようかなとも思っていますが、ウェルスナビも今後も活用したいと思っています。

以上、皆さんの資産運用の参考になればと思います。