うつ病と付き合いながら生きるサラリーマン人生

うつ病とうまく付き合いながらも何とかサラリーマンを続けていく日々を伝えます

厳しいパワハラからの脱出、しかし

うつ病発症のきっかけは職場でのパワハラに近い激しい指導でした。

当時、所属していた部署のナンバー2のポジションに皆が恐れる人がいたのです。

怒鳴りつけて怒るだけならまだしも、言ってることが理不尽で二転三転するため、いつまでたっても部署の長に報告するための資料が完成しないのです。

怒鳴られて修正してまた怒鳴られて修正してといった日々が1年くらい続き、毎日毎日家に帰っても心が恐怖感で支配されていました。

同じ部署でうつ病になった人もいますし、過去には何人も辞職まで追い込んだ実績もあるようで。

でも、その恐怖の最中では何とかしたいといった緊張感のようなもので心はギリギリ保たれていたのでしょうね。

ある日、とうとう怒りで捨て台詞を吐いて帰った後、もう明日から会社に来れない、どうしようと限界まで来ました。

辞めるか誰かに助けを求めようと。そしてその部署のナンバー1の人に現状ともう無理ですといったメールを送りました。そこでようやく、ナンバー1の人がナンバー2の人の役割分担を変えてくれて助けてもらえたのです。

やった、これで辛い思いから脱出できる、そう思っていました。

しかし、それまでずっと緊張していた心がふっと解放されてから2ヵ月くらい経った頃、心に異変が起こりました。皆の楽しさについていけない、他の人の話が頭に入ってこない、答えが思いつかない、そんな状態になってしまったのです。さすがにこれはおかしいと思い、精神科にかけこみました。診断結果は抑うつ状態!それからうつ抗うつ薬抗不安薬睡眠薬を飲み始めることになったのです。

心というのは不思議なもので、極限まで追い詰められている状態では緊張を保っているが、その状態から解放された時、凧の紐が切れたようにどこかへ飛んで行ってしまうものなのだなと思います。