うつ病と付き合いながら生きるサラリーマン人生

うつ病とうまく付き合いながらも何とかサラリーマンを続けていく日々を伝えます

出世なんて捨てて充実した人生を送ろう

こんにちは。ケンケンです。

私、そこそこの大学を修士課程まで出て卒業して就職したので、入社してから当分の間は出世を目標にバリバリを仕事をやっていました。

同期より早く本社に異動になりたい。本社で誰もやったことが無い手柄を立てたいと、時間外もかなりしていましたし、時間中は一生懸命仕事をしていました。

また、パワハラまがいの上司に厳しいことを言われても、自分の主張を展開し、逃げずに、めげずに、頑張って生きていました。

そうした結果、これまでのブログで書いたように、うつ病になってしまったのです。

そこからは、絶望感の連続でしたが、ようやく仕事に対する考え方を変えれるようになり、最近は出世ではなく、自分の人生をどう充実させるかといったことに主軸を置くようになりました。

その間、いろいろな悩みや自問自答を繰り返した結果を皆さんにご紹介したいと思います。

出世という肩書など人生のほんの一部の要素でしかない

冒頭で書いた通り、私も出世を目指して仕事をしていました。なぜ、人は出世したいのでしょう?何度も考えた結果以下のような理由を思いつきました。

(1)お金が欲しい

人生生きていく中で、やはりお金が必要ですよね。サラリーマンとして働き続ければ、それなりに生きていける程度のお金は得られると思いますが、やはり贅沢をしたり、欲しいものを買いたいといった欲が出てきますよね。これも出世したい理由の一つだと思います。

しかし、会社にこき使われて貯めたお金はいつ使うのでしょうか?出世を目指して残業三昧の日々を送っているときは、あまり遊ぶ暇もありませんよね。じゃあ退職してからでしょうか?近年、定年退職の年齢が徐々に引きあがっている中、60歳、65歳、70歳からジャンジャン贅沢して遊べる体力が残っているでしょうか?

もしかしたらその頃には病気になっている人がいたり、早ければお亡くなりになっている人がいるかもしれませんよ。

若くて遊べるうちに、それなりの仕事、それなりのお金で楽しく充実した人生を送る方がいいのではないでしょうか?

(2)人からよく見られたい、ダメに思われたくない

私、人の目を気にする性格だったことから、この件については、非常に葛藤する時期がありました。今でも時々悔しく思う時もあります。

人事異動がある度、同期がどんどん出世していく、年下の人が自分より高い職位になっていく。ついに、同期の中で出世が一番遅くなってしまった。他の人からなんでこの人は出世が遅いのだろうか?仕事ができない人なんだろうって思われてるかな?なーんて自分を卑下してきました。

でもね、出世するためには、もの凄い会社に尽くし、どんな辛い命令にも従い、ライン管理職や転勤などを経て、みんな必ず自分を犠牲にしているのです。そんな辛いサラリーマン人生を定年までずっと続けていける精神力と体力があるのであればできるかもしれません。

私はうつ病にかかってから、そういう辛い仕事をすると病気が悪化するため、そこまですることはできません。それまでそういう仕事のやり方をしてきて、会社に病気にさせられてしまい、人より辛く憂鬱な気持ちの日々を過ごし、病院に通い、副作用のある薬を飲み続けています。

もうこれからは、出世を目指して頑張っている人を横目に、早く帰り、趣味をしたり、体調に気遣って早く寝る、そんな人生を送っていくことにしました。別にさぼっているわけではありません。効率よく仕事をこなし、無理をせず帰るだけです。わかる人には私ができる人だとわかってもらえていると自負しています。肩書が無いとわからない人にはわからないですけどいいんです。自分の生き方に自信を持って生きていくことにしました。

(3)人生の生きがいにしたい

これも多いですよね。私もうつ病になってから人生の生きがいってなんだろう、何のために生きているんだろうって、何度も自問自動しました。

仕事が生きがいの人も多くいると思います。しかし、仕事は退職するまで、その後は何の価値もありません。

他の生きがいって何があるでしょう?家族でもいいでしょう。趣味でもいいでしょう。人の役に立つボランティアのような活動もいいでしょう。結局なんでもさして変わりは無いのです。人が死を迎えるとき、ああ、私の人生はいい人生だったな・・・と思える何かに取り組めばいいのです。

出世が生きがいで私は部長まで頑張った、それでもいいでしょう。でもそれはそれは辛い人生だったでしょうし、いくら頑張ってもそこまで出世できる人はそうはいません。理不尽な人事もあるでしょう。

また、退職した後の生きがいが無くなってしまいます。第二の人生の生きがいを見つけないとそこで心が空っぽになってしまい、私のように病んでしまうかもしれませんよ。

出世を生きがいに辛い人生を頑張るより、仕事は生きていける程度にして、他の生きがいで人生を充実させてもいいのではないでしょうか?

 

以上、出世を目指して日々社畜になっている方もいるかもしれませんが、そんな人生で本当にいいのか、一旦止まって人生の生きがいについて考え直してみてもいいかもしれませんね。そんなきっかけになれば嬉しいです。