うつ病と付き合いながら生きるサラリーマン人生

うつ病とうまく付き合いながらも何とかサラリーマンを続けていく日々を伝えます

体調悪化、そして休職へ

発症してからしばらくは薬を調整しながら何とか仕事を続けることができていました。

しかし、数年後、ある大きな仕事を一人で任されることになりました。

この仕事というのが非常に難易度が高い仕事で、所属している部署からは多くの人から達成してほしいという期待が高いけど、協力してもらわなければ実現できない他部署の中に協力してくれる人全くがいませんでした。

他部署に協力してもらうため、自分で知識のない他部署の仕事のやり方まで検討して提案してはみるものの全く進まず、自分の中ではこの仕事は無理だと思いながらも渋々続ける毎日でした。

それに加えて、自部署の周りの人も忙しく、上司も含め誰も相談に乗ってもらえない日々が続き、仕事のノルマが達成できないという苦しみが半年くらい続いたある日、体調に異変が起きました。

毎朝、バス停まで数分歩くだけで、動悸が発生し、疲労感で立っていられないのです。会社でも会議で椅子に座っているだけで動悸が発生する状況、ついに仕事ができなくなってしまいました。

ついに、病院から診断書をもらい1ヶ月休職することになりました。

薬を増やして家で休むだけなのですが、始めの1週間程度が地獄でした。

家で寝ている、ただそれだけなのに、心がとても辛いのです。寝ているのに何とも言えない嫌悪感、死にたいという気分がずっと続きました。

以前からうつ病の本を読んで、死にたくなるといった症状が出ることを知っていましたが、まさかここまで苦しいとは思いませんでした。でも絶対そこで死んではいけない、薬が効けば回復すると我慢し、何とか1週間程度耐えると、徐々に体調は回復していきました。

1ヶ月後、何とか薬を飲みながら仕事ができる状態まで戻ったので仕事に復帰しましたが、それ以来、仕事に対する考え方はすっかり変わりました。

もうあんな体調にはなりたくない、仕事なんて二の次、自分の体調を最優先に考えるようになりました。会社に体調の配慮をしてもらうよう申請を行い、仕事の所属も変えてもらいました。その時変えてもらった所属が今も働いている職場です。

何の仕事でも、一人で抱え込んでしまうこと、これが一番いけないことです。どんなに周りが忙しくても、他の人と協力して仕事を進めることで効率的に仕事を進めることができ、またそれができない職場環境にしてはいけないのです。管理職の人はそういったことにも配慮しなければなりませんね。