うつ病と付き合いながら生きるサラリーマン人生

うつ病とうまく付き合いながらも何とかサラリーマンを続けていく日々を伝えます

減薬との苦しい闘い(ベンゾ)

こんにちは。ケンケンです。

うつを発症後これまで、それなりに普通の生活を送れてきたのは、お医者さんが処方してくれる薬のおかげです。

私が飲んでいる薬は、抗うつ薬抗不安薬睡眠薬の3種類です。

何度か減らして悪化したことがあるので、安定している最近は、もう一生このまま飲み続けようと思っていました。

しかし、以前から少し気になっている種類の薬があります。抗不安薬睡眠薬なのですが、これが同じ系列の薬でベンゾジアゼピン系(以下ベンゾと呼びます)という種類の薬です。

昔の睡眠薬のイメージは、大量に飲んだら死んでしまうという危ない薬という印象がありましたが、ベンゾはそんなことにはならず、副作用もほとんどない安全な薬です。

そういった説明を聞き、もう10年くらいでしょうか、効き目も良くずっと何種類か併用して飲み続けています。確かに安全です。このまま飲み続けようと思っていました。

そんな中、気になる記事を見かけました。どうもこの薬、安全なのですが、長期間飲み続けると依存が形成され、止めようと思っても離脱症状が出てやめられなくなるということで、欧米諸国は短期間の処方しかしなくなっており、厚生労働省も注意しているようです。

以前から何度か気になって、お医者さんに聞いてみるのですが、毎回「それを言ったらお酒も禁止しなくちゃならないよね。同じようなものだよ。」って言われます。

まあ、薬の副作用が少ないことと、効果が高いことから、続けた方がいいというのが多くのお医者さんの言い分なのでしょうが、私の考えではそれはアルコール中毒もいいじゃないと言っているのと同じに聞こえて、どうも腑に落ちませんでした。

ネットで調べても、結構強い依存で、アルコールよりも離脱に苦労するといったような記事もあり、これは将来例えば別の病気で入院した時とか、薬が切れたらどうなるんだろうと、不安に思い、もし他の薬に切り替えることができるのであれば止めたいと思いました。

そこで検索していると、最近になって、ベンゾではない依存が無い新しい薬が出ているのを見つけ、お医者さんにこれに徐々に切り替えたいとお願いをして、取り組みを開始しました。新しい薬はベルソムラという薬です。もちろん、急に切り替えると、激しい離脱症状がでるので、少しずつ、ゆっくり時間をかけて減らしていく計画です。

まず、睡眠薬を2/3に量を減らし、ベルソムラを処方してもらいました。薬局で言われたのは、ベンゾは無理やり眠らせる薬のタイプで、ベルソムラは睡眠のリズムを整えるタイプで、作用が違うので気になったら先生に相談してくださいとのことでした。

しかし、やはり同じ睡眠薬とはいえ、成分や効果が異なるため、体調に異変が出始めました。

開始から数日間

まず、ベンゾの睡眠薬が減った関係か、やはり夜が良く寝れませんでした。翌日も寝不足な状態。

しかし、もしかしたら薬を変えたという意識の問題かもしれない、睡眠不足が貯まれば自然と寝れるようになるかもしれないと、何とか我慢をしたところ、3日目くらいからようやくだいぶん寝れるようになりました。

その後、数日は少し落ち着いてきたので意外と簡単に減らせたかなと思いました。

1週間くらい後

日中頭が痛くなったり、午後から激しい疲労感に苦しむようになりました。

打ち合わせを終えると、もう疲労でぐったり何もできない、他人からも疲れてるぞと気づかれるくらい顔も目にくまができ、頬がこけてました。

この時、ああ、やっぱり辛いな、ベンゾを飲み続ければよかったなと思いました。

少し経って、体内の薬の慢性的な濃度が減ってきて本格的な離脱症状が出てくる時期なのでしょうかね、かなりきつかったです。

2~3週間後

 関係あるかどうかわかりませんが、不眠とストレス解消のため、GABAのサプリメントを飲み始めましたが、この頃からようやく日中の症状も和らいできました。

睡眠の質はイマイチのような気もしますが、日中の気分が減薬前よりいいときもあります。ようやく薬の濃度が減った状態で身体が慣れてきたのでしょうか。少し一安心です。 

しかしまだ2/3は体内に残っています。次の減薬は、もう少し様子をみてから、時期を決めたいと思います。

また、1ヶ月近く苦しむことになるのか?まだまだ断薬までは辛く長い道のりがありそうです。

また、経過を報告したいと思います。