うつ病と付き合いながら生きるサラリーマン人生

うつ病とうまく付き合いながらも何とかサラリーマンを続けていく日々を伝えます

管理職で働き続けるために必要な6つの要素

こんにちは。ケンケンです。

私はうつ病になってしまい、サラリーマン人生の中でライン管理職になることは諦める人生を選択しました。それは、自分の性格がライン管理職の仕事をすることは、性格的に耐えられないと思ったからです。

そんなことを考えていると、逆にこんなタイプの人がライン管理職としてどんどん出世していくのだなということがよくわかるようになりました。

今日はそんなライン管理職として働き続けていくために私なりに感じた必要な要素を紹介します。

1.仕事の一貫した方向性、責任感、判断力を持っていること

一般職の間は、仕事は指示されてそれをこなすといったことが多いですが、ライン管理職となると当然の事ながら、自分のラインが持っている仕事をどういう方向にもっていきたいか方針を立てて、部下にそれを実行させるという立場になります。

逆に部下からは、仕事の判断に迷ったときに相談される立場になるので、何らかの方向性を指示する必要があります。

そして、会社からは、ライン全体での成果を厳しく求められることになります。

これをポジティブな性格の人は、社会的な責任が大きくなりやりがいが増えた、仕事の裁量が増えた、楽しいと感じる人もいるでしょう。

しかし、仕事を単にお金を稼ぐ手段にしか考えない、趣味や家庭に人生の主軸を置く人もいるでしょう。どちらが正しい人生かなんて正解はありません。むしろ、仕事以外に力を入れる人生を送る方が充実した人生かもしれません。

そうした場合、特に仕事に熱い思いが無く、方針を立てる際や、部下からの相談に対する判断に悩む日々を送ることになるかもしれません。

たまに、毎日言うことがコロコロ変わったり、スムーズに企画が通っても、さらに上の決裁の場でけちょんけちょんにダメ出しされる上司がいませんか?部下はとても困りますよね。

2.会社からの厳しい要求や叱責に耐えれること

会社の上層部は、一般職にはあまり厳しいことは言いませんが、ライン管理職には結構厳しい事を言います。

超難解な仕事を要求してきたり、仕事のミスや遅れに激しい叱責があることもあります。

いちいち憂鬱になっていたり落ち込んでいたりしていては、心が持ちませんし、部下からも気持ちを見透かされてしまいます。

どんなに厳しいことを言われても、平常心を保つ、さらりと受け流す、切り替えて次の行動をしていかなければなりません。家に帰って家族に会社の愚痴を言うわけにもいきませんよね。

3.他の関係者と闘うことができること

私は喧嘩や争いごとが嫌いです。なので、他の関係者を説得しなければならないときは、下手下手に出ながら相手の様子を伺いつつ説得を進めています。しかしこれは自分の心を非常にすり減らします。

一般職が他の関係者との交渉がうまくいかない場合は、ライン管理職が出ていかなければならないことが多々あります。ライン管理職の人はそれぞれ自分たちの仕事にこだわりがあり、部下を守っています。だから、闘わなければならないのです。時には喧嘩のようになることもあります。

これで負けて帰ってきては、部下からの信頼は急落することでしょう。部下から非常に強く求められる能力の一つだと思います。

4.部下や他人にどう思われようと気にしない

私は、学生時代にいじめられた経験があり、その当時、他人の目が気になる不安神経症のような経験をしたことがあります。人にみられてひそひそ話をされると、自分を馬鹿にしているのではないかと、不安になりました。

今でも、結構人からどう思われるか気にしており、悪く思われたくないという気持ちが非常に強くあります。

しかし、世の中、どんなに素晴らしい上司でも、何か部下からは、嫌なところを思われるものです。中には本当に尊敬できる人もいますけどね。

例えば、もっと自分の仕事を手伝って、資料の修正が細かい、言うことがコロコロ変わる、怒ると怖い、あの人をひいきしている、嫌みったらしいなどなど、自分の発言や仕事のかかわり方全てに対して、部下は何らかの不満を抱くと思った方がいいでしょう。

それをビジネスと割り切って、気にせずある意味ふてぶてしくいられるかが、非常に重要な要素となります。繊細なことで傷ついているようでは先が思いやられます。

5.部下とのコミュニケーション力に優れる

職場は仕事をするところ。とはいっても、みんな黙ってギスギスしているようでは、職場の風通しが悪く、報連相が上手くいかない、楽しくないといった問題が発生します。

部下もイライラしたり、怒鳴ったり、雰囲気が悪くなることもあります。そんな時、どうしたの?まあまあ、と言って声を掛けてあげたり、体調が悪そうであれば大丈夫?と気遣ってあげたり、たまには冗談でみんなを笑わせたりしなければなりません。

なかなか大変ですね・・・

6.体力がある

会社にもよりますが、ライン管理職になると会社側の人間という扱いになり、時間外をもの凄くこなさなければならない場合があります。部下の時間外は労働組合に守られているので、その分をカバーするために自分が働く場合もあります。

また、日中も、部下からの相談の打ち合わせでスケジュールはどんどん埋められていき、自分の仕事は時間外に・・・なーんてこともあります。

打ち合わせばかりだと、自分のペースで仕事ができませんし、ちょっと休憩というわけにもいきませんよね。

上に上がれば上がるほど、この傾向が強くなるので、体力無いとやっていけないなとしみじみ思います。

 

以上、自分が感じたライン管理職として働き続けるために必要な6つの要素をあげてみましたがいかがでしょうか?

結局、タフであり、神経が図太い人が出世していくことに一番必要なことだなと感じています。

私は、うつ病になってしまったということもあり、どれもやる前から苦痛に感じてしまうタイプです。やってみると、意外とできるかもしれませんが、それなりの犠牲が必要かもしれませんね。

違うと思われる方もいるかもしれませんが、皆さんの人生の参考になれば幸いです。